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タイトル

■ダイヤモンドの歴史

おそらく一般的に知られている宝石の中で、ダイヤモンドはとても有名で、知名度が高い宝石のひとつではないでしょうか。ダイヤモンドが発見されたのは約紀元前四世紀頃で、ダイヤモンドを見つけたインド人がその後ヨーロッパに渡り、権力ある富裕層の間でダイヤモンドジュエリーブームが起こったとされております。ギリシャ語のアダマス(征服しがたい)が名前の由来と言われており、美しいだけではなく、屈強な宝石でもあります。
ダイヤモンドと言えば、最も硬い鉱物としても有名です。炭素でできているダイヤモンドは、地球の深い部分(地表から120〜200Km)で形成 され、さらに高温のマグマの中で熱と圧力(なんと2000度の高温と6万〜7万気圧の高圧下)によって鍛えられ結晶化されます。その結晶化されたダイヤモンドが、火山などの噴火でマグマと一緒に地表近くまで運ばれて来たため、人が手にすることができるのです。そんなマグマの中で鍛えられたダイヤモンドは硬いため、カットされ、研磨されなければ、光輝く美しいダイヤモ ンドにはならないのです。15世紀以前までは高い高度を誇るダイヤモンドはその加工の難しさから、それほど人気はありませんでした。それからは加工技術が進み、現在のように光り輝く美しいダイヤモンドが、指輪やネックレスなどアクセサリーとして流通するようになったのです。

■モース硬度

ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが考案した、鉱物に対する硬さの尺度のことを言います。天然の鉱物の中から10種類の鉱物を選び、硬さの尺度として1番から10番までの番号をつけて、それぞれに対応する標準物質を設定しています。ダイヤモンドは一般的に硬い鉱物として知られていますが、「叩いても壊れない。」硬さではなく、「あるもので引っかいたときの傷のつきにくさ。」のことを指します。ダイヤモンドは砕けないイメージがありますが、ハンマーなどで叩くと容易に砕けるものもあります。
モース硬度はその測定物に対して、硬度の小さい鉱物から順番にこすり合わせ、測定物に傷がつくかつかないかを目測し、測定物の硬度を判定する方法なのです。ダイヤモンドのモース硬度は10とされており、モース硬度9のルビー・サファイアと比べても比較にならないぐらいの傷のつきにくさなのです。

■カラーダイヤモンド

ダイヤモンドはイメージ的に無色透明の宝石と思われがちですが、下記のように様々な色相のダイヤモンドが存在しています。

・ブルーダイヤモンド
・イエローダイヤモンド
・レッドダイヤモンド
・グリーンダイヤモンド
・ピンクダイヤモンド
・パープルダイヤモンド
・ブラウンダイヤモンド

■4C基準

4つの評価基準の頭文字Cを合わせて4Cといい、この4Cと呼ばれる基準によってダイヤモンドの品質は評価されています。ダイヤモンドはこれらの評価の総合点により、価値・価格が決定するのです。

1.CARAT:カラット(重量)

世間的にはカラット(重量)=ダイヤモンドのイメージがあり、大きければ大きいほど価値があるように思われています。しかし、大きくても4つの評価基準(カラー、クオリティ、カット)が悪ければ安くなるのです。一般的によく販売されているカラットは、0.25ct〜0.5ctくらいで二十代の若い女性の手に合うクラスとされています。大きくても質が悪いと、悪さが目立つようなことにもなりかねないので、バランスの良いダイヤモンドを選びましょう。
重量をあらわすカラットは、単位がctで表記され、1ctは0.2gのことです。特にダイヤモンドにおいては、 少数第3位まで測定して表示します。その他のグレードが同じ場合、石は重量が重いほど価値が高く評価される事になります。おおよそですが、一般的な丸いカットのダイヤモンドのとき次の表くらいの大きさになります。

ct
0.1
0.3
0.5
0.8
1.0
2.0
3.0
5.0
10
mm
3
4.3
5.2
6
6.5
8.2
9.5
11
14

2.Color:カラー(色)

ダイヤモンドのカラー(色)を決定する評価基準のひとつです。色のグレードは厳選されたマスターストーン(基準石)と比較し、黄色味の度合いによりアルファベットでDからZまでグレード(等級付け)されます。4Cの基準が考案される前は、ダイヤモンドの明確な鑑定基準はなく、カラーに関しては各業者が自由に「1,2,3」や「A,B,C」というようなランク付けをしていました。その中でも、「A,B,C」というランク付けが頻繁に使われていたため、新しい基準を新しい文字で表記するためにDから始めたと言うことです。
一般気的に良く販売されているカラーは、「D,E,F」カラーが多く、Kカラーくらいまではファッションリングとして使われています。カラーは黄色味の度合いによりグレードされるため、Kカラー以降はイエローダイヤとして販売されています。

D,E,F
G,H,I,J
K,L,M
N〜R
S〜Z
無色
ほぼ無色
僅かな黄色味
非常に薄い黄色
薄い黄色

3.Clarity クラリティ(透明度)

クラリティ(透明度)は、結晶時形成時に取り込まれた包有物が多い石ほど透明度が下がり、ダイヤモンドとしての輝きを損なうため、包有物の大きさ、数、位置、目立ちやすさ、 性質などを10倍率という拡大条件で観察してグレードを決定しています。熟練者が見て決定するため、よほどの目利きでないと素人には分かりません。I2、I3になると傷が多くダイヤモンドとしての輝きに欠けるため、ファッションリングとして扱われるのは、I1くらいまでは良く使われています。

FL・IF
WS1・WS2
VS1・VS2
SI1・SI2
I1・I2・I3
  10倍拡大で発見困難な包有物 10倍拡大で発見がやや困難な包有物 10倍拡大で発見が容易。肉眼は困難 肉眼で容易に発見できる包有物

※FL(フローレス):石の内外部無欠損
※IF(インターナリーフローレス):内部無欠損

4.Cut:カット(研磨)

カット(研磨)は、人間が関与できる唯一の要素。一般的にラウンドブリリアントカットでなければ評価されません。ダイヤモンドの輝きが十分に発揮されるかどうかはカット次第になるため、石の価値を決める上でとても重要な要素と言えるでしょう。
一般的に、最低GOODくらいまでのカットが販売されていて、ファッションリングでも使われています。どんなに他の評価基準を満たしていても、カットが悪ければただの硬い石になるため、価値がありません。カット基準で、エクセレントという評価があります。これは、最も理想とされる石にどれだけ近いかというのを計測した評価で、ベリーグッドよりも高い最上の評価となります。

EXCELLENT
VERY GOOD
GOOD
FAIR
POOR
エクセレント
ベリーグッド
グッド
フェアー
プアー